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得る気づきに目覚めるAwayk

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那覇から今帰仁(なきじん)まで車を走らせること2時間。

那覇は島全体から見ると南寄りに位置しているため北部までは割と距離がある。 (そう、意外と沖縄は縦長なんです。)

北上していくとシティーからぐんぐん景色が変わっていく。

目に見える色がどんどん増えて。 気づくと亜熱帯の草木が生い茂り。 空と海の色が同化していく。

「意外と遠いんだ。」

だからかな。 そうポツリとぼやいた瞬間少しだけ何かがいつもの生活と分離した感覚。 心のピント修正とも言える爽快感。
そして訪れる安らぎ。

少し離れただけなのに、私の肩の力が穏やかに抜けていく気がした。

「遠かったですよね。わざわざありがとうございます。」 第一声に労いの言葉をかけてくれたのは代表の嶋袋圭太さん。

先ほどまでの草木の道から突如、なんともクリーンで温かみのあるオシャレな空間が現れ戸惑い を隠せない。

ウッドデッキからは内海の全貌が広がり、異国のような静寂さに溜息が出た。 「少し離れたところにこういう空間を作りたかったんです。」そういうとにっこり白い歯を覗かせた。

「Away(遠いどこか)」と 「Awake(目覚める)」をかけて作った造語「Awayk」。

まさに日常から切り離される空間だ。

ここは朝型のレストラン。 早朝8時からモーニング&ランチとして、炊き立てのご飯と県産食材を使用したおばんざいが楽し め、カフェとしても夕方5時までやっている。

飲食店としての機能のみならず、周りのホテルなどと連携し、ヨガやワークショップなども企画する ウェルネスの発信源になっている。

代表の嶋袋さんは沖縄出身で、大学でアメリカへ。 

卒業後、東京で就職し、自身でビジネスを立ち上げ故郷へ戻ってきたという。

ここ沖縄の北部、今帰仁に「Awayk」という拠点を作った張本人だ。

「自分が高校生の時って、沖縄で就職先の選択肢があまりなかったんです。限られた情報しかなく て、いろんな情報に触れるタイミングが少なかったんですよね。」

自らその状況を打破すべく、一人でアメリカへ渡った嶋袋さん。 「沖縄から外に出て、改めてライフスタイルの選択肢が狭まれていたと感じました。」

人は慣れ親しんだ場所から離れた場に身を置くことで、自分のことを客観視できる。 少しの距離でもその感覚は養われ、自らのカルチャーとは異なる生活から改めて自分自身の人と なりを形成していくのだ。

そんな「気づき」はまず自分を物理的に「遠いところ」に持っていくことで得られるものだったと話す嶋袋さん。

「大学はエンジニアを目指し、卒業しました。でもコンピュータープログラマーと同じぐらいファッショ ンにも興味があって。エンジニア職を経験した後、ファッションECを運営する企業に就職しまし た。」

「沖縄から離れた国や都市で過ごさなければ、そんな職業もあることに気づけなかったと思いま す。」

これまでの経験や出会いから、自分自身が発信していきたいメッセージを地元の沖縄で形にした いとAwayk Projectを始動。

この「遠さ」が実は狙いだった。

「遠いところに来ることで普段の生活から離れた状況を身体が体感する。するとマインドがリセット していくように感じます。」

人間の朝一番の感覚は、研ぎ澄まされ、いろんなことが吸収しやすい時間帯と言われている。だ からこそ朝に着目することで、身体と心の両方の感覚が刺激されるのだ。

「交感神経と副交感神経のバランスを整えてくれるような、そんな場所にしたくて。」と嶋袋さん。

沖縄には美しい海や森がそばにあり、自分でも気付かないうちにリセットができるのも魅力だという。自然にマインドの「切り替え」ができちゃうのだ。

とってもシンプルで一貫したメッセージ。

「沖縄県内の人にも、観光で来る人にも、一人一人へ「気づき」を与えられるような空間にしたい。 自分が外に出て感じたこと、気づいたこと、学んだことを感じてもらいたい。共有したいんです。」と 嶋袋さん。

だからこそ、ここ今帰仁に言わばウェルネススポットを設けたのだ。 頭で考えなくても、心身共に健康へのアウェアネスが体感できるそんな空間。

「人生を真っ白なパズルに例えると、1ピースだけでもいいから色づけしてあげたい。老若男女問 わず、その人たちの「気づき」になってくれたらいいな。」

そういうと深く頷いた。

お食事は、Awaykおばんざい定食の「お肉プレート」か「お魚プレート」が選べる。 やんばる豚や島魚、島野菜など、沖縄の太陽を浴びて育った県産の食材をたっぷり堪能できるセットだ。

土鍋で炊くごはんは宜野湾にある「米や松倉」との繋がりで、農家から直接宮城県産のお米を取り寄せているという。

観光で来た人には沖縄の良さを、県内の人には県外の良さを、それぞれの素敵なところに気づいてもらいたくて、おばんざい定食に。

細部にまで「きっかけ作り」を怠らない。

ちなみに実はこちら東京で有名な角打ちスタイルのワインショップ「Però(ペロウ)」がAwaykのため にセレクトしたナチュラルワインのセレクションもあるのだ。

穏やかな内海を見つめながら、おばんざいとワインで一杯やるのもオツなひと時。

情報社会の今、便利になった反面、SNSなどで行った気分になってしまうこともある。

だからこそ五感を使って体感することの大切さにも気づいてもらいたい。 まずは触れることへの価値を感じとってもらいたいため、空間作りから始めた嶋袋さん。

そんな「得る・気づく」の表現をサービスとして提供する事業形態を目指す「Awayk」。 様々な「気づき」の要素を散りばめた空間と共に、これからの展開にも目が離せない。

店舗情報
住所 〒905-0412 沖縄県国頭郡今帰仁村湧川 大福原2181-1 

営業時間 8:00-17:00
定休日 不定休
インスタグラム @awayk.nakijin

この記事で紹介したお店をはじめ、沖縄の“今”が楽しめるスポットは、沖縄カルチャーガイドブック『Champlu』に掲載しています。最新号 vol.3(6/9発売)はこちらからご購入いただけます。

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