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「Garb Domingo」確かな審美眼で魅了するセレクトショップ

ガーブ川のほとりで、感性を研ぎ澄ます。作家の『本質』を繋ぐ中継地点。

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「元々街づくりがしたいってこともあって。」

店舗のきっかけについての質問に意外な答えが返ってきた。

外からガラス越しに見える店内

「自分のお店を街と捉えていて、物作りしている人と変わらないと思っているんです。ものづくりしている人は釉薬を使ったり、形や素材を考えたりすると思うんですけど、実はお店も同じように作家がいてそれぞれの素材の良さが一つの形になっていくのかなと。」と続ける店主の藤田さん。

「だから店内の作品の移り変わりも、引っ越してきたとか、突然隣人が変わりましたとか、時々同じような色、形のものが集まってグループになったり。テイストとか質感は違うけど、ひとつの空間の中に入ってくると街のように何かが生まれてくる…だからお店も街なんです。」そういうと爽快に笑った。

なんともユニークな視点の持ち主だ。

壁棚とラックにはさまざまな陶器やガラスが並んでいる

ここはさまざまな陶器やガラスなど県内外からの作品が並ぶ「Garb Domingo」というセレクトショップ。食器以外にも2階ではアートなどの展示会も行っているという。

白い壁面に作品がかけられ、木製のテーブルと椅子が置かれた展示スペース

(こちらを撮影した際は喜屋武千恵さんの絵画展が行われていたが、今は新しい展示会が開かれているため足を運ぶ際には是非店舗のインスタグラム@garb_domingoをチェックして欲しい。)

オープンして13年目となるGarb Domingoだが、オープンしたての頃は伝統的なやちむん作家は多いが、現代陶芸作家が意外にも少なく、表に出ることがあまりなかったという。

「ここを中継地点にしたかったんです。沖縄っていうキーワードを持った作家を繋げたいと思っていて、情報発信をここからすればいろんなものが交差して面白いと思ったんです。」と当時を振り返った。浮島通り沿いの並木通りに面し、地元の人と観光客とちょうど交わるこのスポットがベストだったという。

紫色の壁面が特徴のお店の外観

作品のセレクトは作家の「その人らしさ」が出ている作品を選ぶようにしているという藤田さん。

「作家の両局面を見せられたら一番面白いと思うんです。その人らしさを追求すればどこにも無いものができてくるんじゃないかな。」と穏やかな中にも希望に満ちた声で話してくれた。

売れる作品を集めてコンセプチャルなお店を作っていくのではなく、あらゆる角度から現れるその作家の「らしさ」全てを受けとめてお店に迎え入れることが大切だという。

「アートは人間の本質的な部分が出るから。そういうのって出していった方が面白いかなって思っていつもやってます。」

さまざまな陶器やガラスが置かれている店内
白い壁棚に並べられた暗い色の陶器

ちなみにGarb Domingoの「ガーブ」は国際通りから公設市場の下を流れている暗渠化された川が由来だ。元々湿地帯であったため地元の言葉で湿地を意味する「ガーブー」からガーブ川と名付けられたそうだ。そんなガーブとドミンゴ(スペイン語で日曜日)を掛け合わせた店舗名だが実は面白い裏話があるという。

壁に掛けられた鮮やかな絵

「この絵の人がガーブドミンゴおじさんで、架空の人物なんですが、彼がここのオーナー。このおじさんは暗渠化されたガーブ川に住んでいて、真っ暗闇の中一筋の光を求めて上へ上がると、そこは公設市場だった。そこにはカラフルな魚がいっぱい売られていて、ガーブ川が魚たちのいる海へつながっていることを知る。どうして沖縄の海はきれいなのに川は汚いんだろう。」そんな矛盾をかかえながらも、外の世界と旅立つガーブおじさん。沖縄をはじめとする世界中の日曜日や休日を楽しむためのいいものをセレクトし販売します。というのがお店のコンセプトです。と笑いながら話してくれた。

テーブルに置かれた絵

街づくりのようにお店を作り上げていくという藤田さん。

アートの本質を日頃から肌で感じているからこその洞察力なのだろう。

そんな想いが詰まったGarb Domingoに是非足を運ぶ際は「街」のような空間を楽しんで頂きたい。

「あ、ちなみにこれが新しいバージョンのガーブ ドミンゴおじさんです。」とクスクス笑いながら出してくれたその絵はカラフルで海に繋がる沖縄の土地を現していた。

Garb Domingoの世界はこれからも続く。

カラフルで海に繋がる沖縄の土地を現わしている絵

店舗情報

Garb Domingo

住所 沖縄県那覇市壺屋1丁目6−3

営業時間 9:30-13:00, 14:30-17:00

定休日 水曜日、木曜日

@garb_domingo

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