
二人なら広さの単位㎡も無限大「平と米の制作所=平米」
あははは!と笑いながら大事なことをサラッと言ってのけた。
「あぁ、生きていることを楽しんでない!今、私死んでるかもしれない!モノを作りたい!って思って」と気持ちよく笑った。
そうニコニコと木工芸に携わるきっかけを語るのは平安山さん。
「平と米の制作所」の「平」担当だ。
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CULTURE
コザのパークアベニュー通りを進むとraw sweets cafe abondanceは突然現れた。
洗練された佇まいが一層ロースイーツへの好奇心を引きたてる。
ついつい見渡してしまうほど美しく、異国な感じである。元々ケーキ作りを趣味で始め、ロースイーツの勉強をし、今年8月にカフェをオープンしたという。ロースイーツとは基本的に加熱などを行わず冷やし固めて作るスイーツだ。しかも卵、小麦粉、乳製品などの原料を使用せず旬の果物やナッツなどを冷やし固める手法である。
埼玉出身で20代の頃は8mmフィルムで作品を撮っていたという過去を持つ店主の宮城さん、その後竹富島に移住し、そして本島へ来たという。そんな中、趣味で始めたケーキ作りが開花し、「IROCAKES」という名で近所のレストランやイベントなどに出展しケーキ作りに何年もパッションを注いだ。同時に、飲食店で働きながら出会った友人と料理を手法として表現するユニット「ニュー夜明け」を結成し、人があんまりやっていないことをやろうと、野菜や果物などの色香を表現するというテーマで活動している。
ずっとイベント出展をしていた宮城さんは旬の果物を使ってアートをするように、その場で一皿を丁寧に表現するという場が欲しかったという。このカフェはまさにその夢が形になった場所だった。「ケーキやお皿、光、質感など空間全て私にとって世界観が大事なんです。」と宮城さん。なんとカフェにあるおしゃれな家具はほとんど廃材からアンティーク風に作ってもらったという。
非常に工程の多いロースイーツだが、フィルムのように自分の内面を見つめながらアートをするようにスイーツを作っているという宮城さん。
あまりの丁寧な作りに食べる方もついついお上品になってしまう一皿である。
この美味しさを是非試していただきたい。
店舗情報:
raw sweets cafe abondance
住所 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央4丁目11−7
営業時間 木-土 11:00-18:00
定休日 日曜日-水曜日
あははは!と笑いながら大事なことをサラッと言ってのけた。
「あぁ、生きていることを楽しんでない!今、私死んでるかもしれない!モノを作りたい!って思って」と気持ちよく笑った。
そうニコニコと木工芸に携わるきっかけを語るのは平安山さん。
「平と米の制作所」の「平」担当だ。
那覇から糸満へ車で25分ほど走らせると、また少し景色が変わってくる。漁師の町「糸満」はなんだかマルセイユのような荒々しさもあるが、アットホームさも兼ね備えたカルチャーが面白い。
「ふと立ち止まって、自分の暮らしを考えてこれから5-10年仕事を続けていく中でどういう生き方をしていきたいかな。」と自問自答した。